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天の川銀河とアンドロメダ銀河は既に衝突中!?

どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。

今回は「天の川銀河とアンドロメダ銀河は衝突中!?」というテーマで動画をお送りしていきます。

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私達の太陽系が属する天の川銀河と、ここから250万光年ほど離れたところにあるアンドロメダ銀河同士は現在秒速100㎞を超える速度で接近していて、今のペースで行くと45億年後には衝突すると言われています。

Credit:NASA

そして今から70億年もすると二つの銀河が完全にまじりあい、「ミルコメダ銀河」もしくは「ミルクドロメダ銀河」という名前の新たな銀河ができるそうです。

地球はその頃太陽にすでに飲まれて存在していない可能性が高いですが、もし存在していたとしたら、地球からは銀河の衝突はこのように見えるそうです。壮観!

随分と未来の話ですが、最近の研究によるとなんとこれら二つの巨大銀河の衝突はすでに始まっているとのことです!

かなり衝撃的なニュースですが、解説していきます。

天の川銀河は想像以上に広かった

天の川銀河の直径というと1012万光年というのが一般的に言われている値です。

確かに銀河のバルジを囲うディスクの直径を考えると、大体それくらいの数値になるそうです。

ですが近年の研究によって、このバルジやディスクというのは銀河全体の構造のうち一部分にすぎないということが明らかになりました!

その周囲には銀河のディスク全体を取り囲むハローという構造があり、そのハローは球状星団という星々が重力的に結びついた構造、そして単独の星々や塵などで構成されます!

そしてなんとそのハローの質量の大部分を占めるのが、私達が直接観測することができないダークマターだと考えられています。

ダークマターは観測できませんが、銀河の形状や運動を観測すると無いとおかしいということで、高い確率であるだろうと考えられている仮説上の物質です。

例えば銀河は、星々やブラックホールなど人間が知覚できる天体の総質量ではその形状を維持するのに全く足りていないことがわかっています。

どの銀河を見ても、公転速度が知覚できる物質から出した計算結果より速すぎるんですね!

そしてさらに銀河の公転速度は中心から一定以上離れると、どの部分を見ても一定速度になります。

これも知覚できる物質が中心に集まっているだけでは説明できない現象です。

これらの特徴を説明するためには、「銀河全体に満遍なく存在する質量を持つダークマターという物質」が必要です。

つまりダークマターは高確率で存在する仮説上の物質です!

そんなダークマターが質量の大部分を占めると考えられているハローですが、ダークマター以外の球状星団、独立した星々、塵などの総質量だけでも実に銀河のバルジとディスク全体の質量に等しい程大きな質量を持っているそうです!

天の川銀河とアンドロメダ銀河は衝突中!?

では天の川銀河のハローはどこまで広がっているのでしょうか?

厳密なハローの終わりを定義することは難しいですが、なんと銀河中心部から100万光年の位置までは広がっているそうです!!

元の10万光年から大幅に大きくなりましたね。

そしてこの「天の川銀河が想像以上に大きかった」という事実以外にもう一つ考えられる衝撃的な事実が、「天の川銀河とアンドロメダ銀河は既に衝突中である」というものです。

アンドロメダ銀河はディスクの直径で25万光年ほどあると考えられているため、そのハローはさらに巨大であると考えられます。

仮にアンドロメダ銀河の中心からハローの先端までの距離が150万光年ほどあるとしたら、天の川銀河のハローの先端と合わせると100万+150万で250万光年です。

なんと二つの銀河の距離と等しくなってしまいました!

そんな考えのもとで二つの銀河の中間部分の領域を見ると、なんと新しい新しい星々や球状星団が他の所より活発に誕生していることが明らかになったそうです!

銀河同士が衝突するとガスの密度が高まり、星々がより誕生しやすくなることがわかっています。

これらのことから、本当にすでに天の川銀河とアンドロメダ銀河のハロー同士の衝突が始まっているのかもしれません!

もちろんディスク同士が衝突し始めるのは今から45億年も後の話ですが、今この瞬間も二つの主要な銀河が衝突をしていると考えると、ロマンがありますね。

結論:銀河のハロー同士「Hello!(衝突)」

出典元:https://arxiv.org/abs/2002.09497v1

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