どうも!宇宙ヤバイchです。
今回は「かに星雲」をテーマにお送りします。
目次
かに星雲って何?
かに星雲は超絶有名な星雲で、天体にあまり興味がない人でもかに星雲だけは知ってるという人も少なくないでしょう!
かに星雲は太陽の8倍以上重い恒星がその一生の最期に起こす超新星爆発によって拡散されたガスです。
爆発の瞬間は1秒で太陽の一生分のエネルギーを放ち、超絶明るく輝きます!
かに星雲にまつわるエピソードとして有名なのはやはり、藤原定家の日記『明月記』を含む約1000年前のいくつもの資料にこの爆発に関する記述が含まれていることです。
普段見慣れない星“客星“が木星のように突如輝き始め、なんと2年にわたり見え続けたそうです。
これだけでも超新星爆発の威力を感じることができます!
かに星雲の驚異的な速度
かに星雲は地球からおよそ7200光年離れたところにあり、その半径は約5光年にも広がっています。
1000年かけて5光年まで到達したことから計算すると、そのガスの広がる平均速度はなんと約1500㎞/s!!
2秒で日本列島を縦断する凄まじい速さです…
かにパルサー
かに星雲の中心には、超新星爆発時に形成された中性子星“かにパルサー“があると考えられています。
中性子星は太陽の1.5-2.5倍程度の重さで直径30㎞ほどしかない超高密度天体で、その密度は1cm^3の角砂糖サイズで10億トンの重さがあると形容されます。ヤバスギィ!!
そして中性子星は自転速度も半端なく、このかにパルサーも毎秒30回転という凄まじい高速スピンを続けています。
ですがこの宇宙にはさらに高速自転する中性子星も発見されています!以下の記事よりご覧ください!
ベテルギウスの超新星爆発との比較
そして超新星爆発といえばこの超巨大な赤色超巨星ベテルギウスですよね!
ベテルギウスが超新星爆発したらどうなってしまうのか詳しく解説した記事もあわせてご覧ください!
ベテルギウスも質量が太陽の10倍程度なので、爆発後には中性子星が残ると考えられています。
爆発の威力自体はかに星雲が形成された時の爆発と近いかもしれませんが、ベテルギウスは地球からわずか640光年と、かにパルサーの10分の1以下の距離しか離れていません。
なのでベテルギウスが爆発した時には1000年前の人々が体験したもの以上に壮大な天体現象を目の当たりにできるでしょう!
生きているうちに爆発を見てみたいですね♪
結論:ガンマ線バースト「やぁ」人類「()」