どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は「最大の惑星と最小の恒星の比較」をテーマに動画をお送りしていきます!
目次
太陽系で最大の惑星といえば木星ですね。
地球の11倍の半径がある、巨大なガス惑星です。
ですが恒星である太陽はさらに巨大で、半径が木星の10倍あります。
ですがこの宇宙には木星よりずっと大きな惑星、そして太陽よりはるかに小さな恒星が多数見つかっています。
なので一般的な恒星>惑星という構図をぶちやぶってくれる巨大な惑星と極小な恒星というペアが見つかるかも?
ということで今回は最大の惑星と最小の恒星を比較します!
最大の惑星
現在発見されている中で最大の惑星は地球から320光年ほど離れた所にある、HD 100546 bという惑星です。
その大きさは後ほど最小の恒星やその他身近な太陽系天体たちと比較するので置いておくとして、この最大の惑星は質量が最大で木星の20倍近くあると考えられています!
木星の13-75倍くらいの質量を持つ天体は一般的に惑星ではなく褐色矮星に分類されます。
質量が足りなくて部分的な核融合しか起きなかった、恒星の成りそこないの天体ですね。
ちなみに太陽は木星の1000倍もの質量がありますよ!
なので本当にこいつが惑星なのかきわどいところではありますが、今回は多めに見て惑星という事で登場してもらいましょうw
最小の恒星
そして観測史上最小の恒星は、太陽系から遥か630光年ほど離れた所にある、こちらの
EBLM J0555-57という連星系にあります。
最小の恒星は、太陽とよく似たスペックを持つ主星のEBLM J0555-57 Aaの周囲約1200万㎞の距離を周期わずか7日と18時間で公転するEBLM J0555-57 Abという恒星です。
この恒星は質量が木星のわずか85倍程度しかありません!
恒星になるには大体木星の75-80倍の質量は最低でも必要と考えられていますが、85倍となるとかなり際どいですよね。
大きさを比較していく
では実際にこれらの天体の大きさを比較していきましょう!
まず地球とガス惑星の木星・土星をお呼びしています。
こう比べるとやはりガス惑星は巨大ですね!
ではここにまずは最小の恒星をお呼びしてみます。
なんと、最小の恒星は木星より小さいどころか、土星とほとんど変わらない大きさしかないことがわかりました!
半径を㎞で表すと、木星が69911㎞、土星が58232㎞、EBLM J0555-57 Abが60053㎞となっています。
この時点ですでに恒星>惑星の構図は崩れてしまいましたが、いよいよ最大の惑星にも登場してもらいましょう!
!?
太陽系のガス惑星や最小の恒星を嘲笑うかのような凄まじい大きさですね…
なんとこのHD 100546 b、木星の7倍近い半径を持っているんですね!!
太陽の半径が木星の10倍なので、このようにむしろ太陽の方が大きさ的には近いという事になります。
こんな化け物じみた惑星、太陽系にあったらどうなっていたことでしょう。
では最後に最大の惑星と最小の恒星を衝突させて、闇のデュエルをしてもらいます!
果たして力尽きるのはどちらでしょうか?
このシミュレーションはよくできていますが細かい衝突時の挙動などすべてが正確なわけではないので、ご了承ください!
結論:最大の惑星はヤバイ