どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は「宇宙一見た目が黒い惑星」をテーマに動画をお送りしていきます。
太陽系の惑星を見てみると、青い地球、海王星、茶色い土星や木星、赤い火星など、色々な色の惑星があって面白いですよね。
そして太陽系の外には、これまでにすでに4000個以上もの太陽系外惑星が発見されてきました。
そんなたくさん見つかっている太陽系外惑星の中でも特にヤバイ、絶対に行ってはならない惑星を知りたい方はこちらから!
太陽系外惑星の中には太陽系にはない変わった色をした惑星もたくさん見つかっています。
今回紹介するのはそんな変わった色をした惑星の中でも、特に異質の「真っ黒な惑星」です!
異次元に黒い惑星「TrES-2b」
見つかった真っ黒な惑星は、地球から750光年離れたところにあるTrES-2bという惑星です。
木星の1.2倍の質量と、木星の1.27倍の半径を持つかなり大型な惑星です。
この惑星は、惑星が主星の前を横切った際に主星が少し暗く見える現象を観測するトランジット法という観測方法で発見されました。
私は観測方法が知りたい、そんな粋な方にはこちら。
この惑星は主星である太陽とほぼ同程度の質量を持つ恒星TrES-2からわずか480万㎞という距離で公転しています。
太陽系で最も太陽に近い水星ですら3800万㎞ほど離れているため、480万㎞がいかに近いかわかりますね!
そのせいで表面の温度は980℃と高温に熱せられています。
そしてさらにこの惑星が主星の背後に来るときに起こる増光度合いを調べることで惑星の明るさを調べた結果、650万分の1ほど光が増えただけだったそうです。
その結果この惑星は大きさと主星からの距離に比べて驚異的に暗い、つまり主星からの光をほとんど反射していないことがわかりました!
このように980℃という高温による熱放射によって赤く光ってはいるものの、惑星自体はなんと主星からの光を1%未満しか反射しない、なんと炭よりも黒い観測史上最も真っ黒な惑星として一躍有名になりました。
TrES-2bが真っ黒な理由とは?
ではなぜTrES-2bはここまで真っ黒なのでしょうか?
大きな理由の一つとしては、温度が1000℃近くにもなっているために光を反射する雲が存在できないからだと考えられています。
さらに大気に含まれる気体のナトリウムやカリウムなどが光を吸収するためだとも考えられていますが、それらを加味してもここまで黒いことを説明することは難しく、その原因は完璧には解明できていないそうです!
こうやって新たな発見がある毎に新たな謎が生まれる、これこそが宇宙の研究の面白さだと思います!
結論:松崎し●る「まあ俺の方が黒いけどな」